Kawasaki ゼファーの買取相場を調べてみた|高額査定のコツは?
2018/08/29
通勤、通学、ツーリングなど、あなたの生活に欠かせない“相方”として乗りつづけてきたZEPYR。
いまこのページを見にきたということは、きっと頭の片隅で手放すことを考えているのでしょう。
果たして、売るとしたらどれくらいの金額になるのか‥。
そんな疑問に答えるべく、このページでは、いまのゼファー相場についての情報をまとめてみました。
実際に売るかどうかは別として、ぜひとも参考にしてみてください。
目次
ZEPYRの紹介
1989年、カワサキは一台のバイクを世に発表しました。排気量400cc、空冷4サイクルDOHC2バブル並列4気筒のエンジン、最高出力46ps。飾り気のないデザインは「オートバイ」と呼ぶにふさわしく、時代が10年逆行したかのような印象を与えました。そのマシーンの名は「ZEPYR(ゼファー)」。名車ZⅡのイメージを巧みに取り入れ、たった一台でレーサーレプリカブームを粉砕し、ネイキッドブームを巻き起こした立役者です。
ZEPYRの歴史
ZEPYR 年表 | |
1989年 | C1型発売。爆発的人気となりネイキッドブームを引き起こす。 |
1990年 | C2型にマイナーチェンジ。エンブレムをメタルタイプに変更。 |
1991年 | C3型にマイナーチェンジ。メッキを施した弾丸メーター採用。 |
1992年 | C4型にマイナーチェンジ。 |
1993年 | C5型にマイナーチェンジ。サスペンションがリセッティングされるなど、細部の見直しが図られる。 |
1996年 | ZEPHYR χ(カイ)にモデルチェンジ。2バルブから4バルブに変更。エンジンが46馬力から53馬力にパワーアップされる。 |
1998年 | 盗難防止キー採用。 |
1999年 | 発売10周年モデルとして火の玉カラー発売。 |
2000年 | 2000タイガーカラー発売 |
2003年 | フロントキャリパーが異型4ポット化及び騒音規制に対応するためマフラーの内部構造を変更。 |
2004年 | タンクエンブレムがZEPYRからKawasakiに変更。 |
2009年 | ファイナルエディション発売。 |
1989年、カワサキはホンダ・ヤマハ・スズキに大幅に遅れてレーサーレプリカ分野に参入。満を持して投入したZXRが好調な売れ行きを見せるなど、ブームが再燃焼するかに思われました。しかしカワサキはそれを否定するかのように、同時期にZEPYRを投入。新たなムーブメントを引き起こすことに成功しました。
GPz400F-Ⅱ以来の空冷ノンカウルのスタイリング、パワーに頼らないエンジンと自然なポジションは、目を吊り上げて峠を疾走していたライダーたちに、バイクを操ることの楽しさを伝えてくれました。初期モデルのカラーリングは、ルミナスビンテージレッドとパールパープリッシュブラックマイカの2種類を用意。レプリカチックなメーター類や、タンクエンブレムがステッカーであるなど、レプリカブームの面影が残ります。
1990年にはマイナーチェンジが行われ、エンブレムがメタルタイプに変更。更に翌91年は砲弾タイプのメーターとヘッドライトの常時点灯、93年はサスペンションがリセッティングされ、リアキャリパーの1ポット化とフロントディスクローターの変更、ハザードが採用など、階段を駆け上っていくかのように豪華な仕様が施されていきます。
ユーザーからパワーの物足りなさを指摘され、1996年に2バルブから4バルブに変更。ピストンやクランクも新設計されて最高出力が7馬力アップの53馬力になり、車名をZEPYRχに変更。スタイリングはそのままに、98年には盗難防止キー、03年にはフロントキャリパーが異型4ポット化と騒音規制に対応するためマフラーの内部構造を変更するなどの改良が行われます。2009年に排気ガス規制に対応できず生産終了。特別色を纏ったファイナルエディションを販売し、20年間の歴史に幕を閉じました。
ZEPYRの基本スペック
ZEPYRのスペック | |||
車体型式 | ZR400C | 全長×全幅×全高 | 2,100mm x 755mm x 1,100mm |
エンジン | 399cm3 4ストローク 空冷DOHC2バルブ並列4気筒 |
車両重量 | 198kg |
最高出力 | 34kW (46PS) / 11,000rpm | ホイールベース | 1,440mm |
最大トルク | 30Nm (3.1kgf・m) / 10,500rpm | シート高 | 770mm |
ボア&ストローク | 55mm x 42mm / 9.7:1 | 燃料タンク容量 | 15ℓ |
※スペックはZEPYR最終のC7型。ZEPYRχはのスペックとは異なります。
ZEPYRの買取価格相場
買取価格相場 | ||
車種名<年式> | 走行距離 | 買取価格 |
ZEPYR<1996年> | 9000km | 150,000円 |
ZEPYR<1993年> | 20000km | 190,000円 |
ZEPYR<1992年> | 30000km | 180,000円 |
ZEPYR<1991年> | 42000km | 90,000円 |
ZEPYRχ<2008年> | 6000km | 700,000円 |
ZEPYRχ<2007年> | 10000km | 520,000円 |
ZEPYRχ<2000年> | 20000km | 320,000円 |
あまり期待されていない「迷車」だった
ZEPYR(西風)の車名は、川崎重工がある明石市から業界の新風になるようにと言う願いが込められています。もともとZEPYRの名称は米国の自動車会社であるフォードが所有していましたが、どうしても新しく開発したバイクに付けたいため、名称を譲ってもらう交渉が行われたと言います。
そのような経緯から「ZEPYRはカワサキが威信をかけたバイク」と思われがちですが、社内では懐古的なデザインや機能に対する評価は低く、開発陣も弱気になっていたそうです。販売直後はメディアの注目もなく、あまり宣伝もされませんでしたが、これまでにない大人の雰囲気に多くのライダーが飛びつき、85~86年においてクラス別の販売台数で1位に輝いた同社のGPZ400Rの記録を上回り、年間販売数13,466台ものヒットとなりました。
その後のバイクづくりに道を示した
ZEPYR成功の背景には、レプリカブームの裏で燃焼していた旧車ブームがあります。時代はバブル真っ盛り。特にカワサキ車の人気は高く、1970年代に発売されていたマッハやZⅠ、ZⅡ、Z400FXなどに人気が集まり、新車価格を超えるようなプライスが付けられていました。こうしたニーズにうまくマッチしたのがZEPYRです。
カワサキの一時代を築いた水冷エンジン、ZⅠ、ZⅡを彷彿とさせるディアドロップ型のフューエルタンクなど、旧車の魅力をふんだんに詰め込みながら、新車の品質が担保されています。カスタムベースとしても人気があり、メーカー自ら火の玉タンクやタイガーカラーなど「ファクトリーカスタム」と呼べるモデルを発売したのもZEPYRの特徴です。
その後も、Z1000Rローソンレプリカイメージの「ZRX」、Wシリーズの再来と言われた「W400」、カワサキと合併したメグロをイメージした、「エストレヤ」、勢いで発売したトレールモデルの「250TR」など、カワサキ・レトロ路線を加速させるきっかけとなりました。
Z900RSの中型版は発売されるのか?
近年発売されたZ900RSが爆発的に売れています。「旧車の香りがする新車」と言う奇想天外なコンセプトは、ZEPYRとオーバーラップします。大型バイクのみならず、中型車もぬかりなく販売するカワサキのこと。合計10万5,177台も販売され、中古市場で高値取引されるZEPYRにかわる400ccネイキッドを開発していないとは限りません。
「ZEPYR750ccを発売するつもりはない」と言いながら、ちゃっかり発売した実績もあります。私たちの前に突然ZEPYRが現れたように、懐かしさを感じる中型バイクが販売されることを期待しましょう。
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