バイク買取でクーリングオフは可能?悪徳買取業者に騙されるな!
2018/08/29
バイク買い取りでもクーリングオフは可能?
悪徳買取業者に騙されるな!
思い入れのあるバイクを売ったものの、
「やっぱり愛着があるからまた乗りたい」
「やっぱりあの査定には納得がいかない」
と、思い直した経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身もそういう経験がありました。
ご存知の方も多いと思いますが、商品売買の契約には「クーリングオフ」という制度があります。
この「クーリングオフ」実は、バイクの出張買取にも適用されます!
しかし、この制度をしっかり理解していないと、悪徳業者に騙されてしまったり、制度が適用されない、というようなことになりかねません。
この記事では「クーリングオフ」について理解を深め、悪徳業者に騙されないように詳しく説明していきたいと思います!
目次
「クーリングオフ」制度について
「クーリングオフ」制度は、業者と契約後、その契約について頭を冷やして考え直す(cooling off)期間を契約者に与える制度とも言えます。
その期間内であれば、契約者は、業者との契約を解除することができます。
業者に強引に迫られたり、言葉巧みに捲し立てられると、内容を理解しないままに契約をさせられてしまうことは決して珍しくありません。
頭を冷やして考え直したとき、「やっぱり契約を解除したい」と考える契約者を守るための制度なのです。
バイク出張買取を「クーリングオフ」する方法
実は、バイクの出張買取業者ができることは、バイクの「査定」だけです。
買取業者が「このバイクを○○円で売ってくれませんか?」と、いうのは不招請勧誘という法律で禁止されています。
買取業者がバイクを買い取るには、査定の価格を見て納得した消費者が「この金額なら売りたい」と売買契約を申し出たときだけです。
但し、しっかりと査定してもらい、査定価格に納得して買取業者に販売したとしても「クーリングオフ」は適用されます!
なお、バイクの買取でクーリングオフが適用されるのは出張買取だけです。
ご自身でバイクショップにバイクを持ち込み、買取をお願いした場合は、「自分の意志」で売ったことになるので「クーリングオフ」は適応されません。
バイク出張買取における「クーリングオフ」の期間
バイク出張買取のクーリングオフできる期間は、法律で契約日を含めて8日間と決まっています。
ですので、出張買取でバイクを売った日から、8日以内に買取業者に通知をすれば「クーリングオフ」は適用されます。
査定時に「クーリングオフ」について確認する
業者によっては、契約の書類に「クーリングオフ」に関する説明が明記されていなかったり、「クーリングオフはできません」と虚偽の明記をする業者もいます。
上記の様に「クーリングオフ」の制度があることを知らされていなかったり、騙されていたような場合は、
8日の期間を過ぎていても「クーリングオフ」は適応されますので、契約の書類は大切に保管しましょう。
「クーリングオフ」適用の手順
「クーリングオフ」は必ず書面で通知を行ってください。
買取業者が、その書面を受け取ったという証が必要となるので、内容証明郵便、特定配達記録郵便、簡易書留、等を利用しましょう。
より確実性を求めるなら内容証明郵便がオススメです。
内容証明郵便とは「いつ、誰から、誰宛てに、どのような内容の手紙を出したか」を公的に証明できる郵便方法です。
内容証明郵便を利用すると、公的に「相手が書面を確認した」ことの証明となりますので、
「手紙を受け取っていない」等の言い逃れをすることができなくなります。
「クーリングオフ」のハガキの書き方
ハガキの表面には、バイク買取業者の住所、宛名等を記入します。
裏面には、
契約した日付
販売したバイクの車種
契約したバイクの買取金額
買取業者名
買取の担当者名
契約を解除する旨、引き渡したバイクの返還を求める旨を明記する
書面を記載した日付、契約者の名前、住所
を記入してください。
悪徳業者は「知らない」「受け取ってない」と言い逃れをすることもあり得ますので、書き終わったら両面をコピーしておくと良いでしょう。
上記のハガキを買取業者に送付したら「クーリングオフ」の手続きは完了です。
悪徳業者の見分け方
悪徳業者に引っかからないためにも、下記のことにご注意ください。
バイク買取業者が「クーリングオフ」の説明をしない
バイク買取業者は、契約者に対して買取を行う前に「クーリングオフ」について説明することが法律で決められています。
もし、担当者から「クーリングオフ」について説明がない場合、その業者は見直した方がいいかもしれません。
契約の書面に明記されていない場合も同様です。
しっかり確認が取れていないと、トラブルに発展する可能性があります。
業者から買取交渉をしてくる
前述しましたが、買取業者ができるのは「査定」のみです。
買取業者から買取の交渉を始めるのは禁止されているので、「〇〇円で売ってください」と言われた際は十分ご注意ください。
態度が威圧的
消費者にバイクを売らせるために、威圧的な態度をとる業者が散見します。
「査定金額に納得がいかないけど、威圧的で怖い、断りにくい」という気持ちも分かりますが、査定金額に納得いかない場合は、きっぱり断りましょう。
それでも怖いと感じたら、家族や友人等、複数人で対応することをオススメします。
「クーリングオフ」を使わせない
悪質業者は「クーリングオフ」をしようと思っても、その期間内に連絡が取れなくなるケースがあります。
「担当者は席を外しております。戻りましたらご連絡しますので、今しばらくお待ちください。」等と「クーリングオフ」の期間が経過するのを待ったり、電話で「クーリングオフ」する旨を伝えていた場合、後になって「聞いてない」「電話した証拠でもあるのか」と、しらばっくれるケースもあるようです。
こういったトラブルを回避するためにも、上記のように、書面で手続きをしましょう。
事前にできる対策
買取業者に売る前に、ご自身でできる対策をいくつかご紹介いたします。
「クーリングオフ」についてしっかり説明してくれる
信頼できる買取業者を見分けるためにも「クーリングオフ」についてしっかりと説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。
相見積もりなど複数の業者に頼む
相見積もりを行うなど、数社に見積もりを依頼して、選択肢を広げることも大切です。
査定額だけでなく、買取業者の対応等も確認しておくと良いかもしれません。
「クーリングオフ」の意外な使い方?
出張買取をお願いした後に、別の業者では「もっと高値で買取が可能だった」等、条件が良いことを知った際に、
「クーリングオフ」を利用して、より条件がより良い業者に、改めて買取依頼をしたという話も聞きます。
「クーリングオフ」は、契約者が利用できる権利なので、ご自身が不当性や不利益を被ると感じた場合は積極的に利用することをオススメいたします。
バイク買取オススメ業者ランキング
第1位 バイク王
言わずと知れた業界シェアナンバー1のバイク王です。
良質な査定とサービスで有名なバイク王は一昔前まで悪質な買取が噂されていましたが、数年前からめっきり悪い噂は消えて、業界一位もキープしています。
1社で査定をするとなったら間違いなくコチラをオススメします。
また、海外への販売経路も持っているため、不動車やカスタム車にも強いのがバイク王の売りです。
第2位 バイクランド(旧ゲオバイク)
バイクランド(旧ゲオバイク)はゲオバイクの時から有名な業界第2位の老舗です。
相見積もりの対抗馬としてぶつけるにはうってつけの最大手なので、バイク王と同時に見積もってもらえば最高額が期待できるでしょう。
3万円買い取り価格に上乗せなどのキャンペーンも常にやっていて買取にはだいぶ力を入れているようです。
販売ルートも年々増えているので買い取り価格もそれに連れて上がっています。